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君に熱視線゚
第13章 キスマニア
援助という理由でもつけない限り苗に近づく接点はない。
晴樹は良き兄さんを演じるしかなかった…
「冗談‥‥‥ホントに?」
晴樹の言葉に苗は顔を上げる‥
「あぁ、だからちゃんと食えよ‥
食いきらねぇんだったら折りに入れて持って帰るか?
お持ち帰り好きだろお前‥」
「う‥ん‥…」
晴樹の言葉に安堵した苗は機嫌を直し、泣き腫らした顔で目の前の料理を貪りだす
にこにこしながら天ぷらを頬張り始めた苗を見て‥
‥こりゃ持ち帰るほど料理余らないな…
そう感じた晴樹は店の人に寿司を10人前、頼んであげた。
美味しいを連発しながら晴樹の大好きな笑顔を向けて料理を食べる苗に愛しさとはがゆさが募る
そんな苗に晴樹は再びセクハラを行なった──
「苗‥‥ぬか喜びしてんなよ‥‥援助続けるにも条件があるからな‥」
その言葉に顔を上げた苗を指でコイコイと招き寄せる。そして晴樹は身を乗り出した苗の顔を両手で引き寄せテーブル越しに唇を奪った──