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君に熱視線゚
第14章 つながり
その質問にうーん‥と考え込む苗の答えを晴樹は待つ‥‥
クソッ‥すげぇ息苦しい‥‥
こんなこと聞いてどうする?‥‥
晴樹は自分でどうしていいか解らない‥
苗の沈黙が長ければ長いほど胸は痛みを増してくる
晴樹は張り裂けそうな胸の痛みを堪え、そして気持ちを抑え込むように震えるため息を静かに吐いた‥‥‥
「苗?」
一向に答えを返さない苗に晴樹は呼びかける
そして苗は口を開いた‥
「よく解んないょ‥‥」
「解らない?
‥‥なんで?」
晴樹は目を見開き再び苗を見つめる。
「だって、
大ちゃんに付き合ってなんて言われてないもん」
「‥?
‥‥‥‥好きだって言われたんだろ?その返事は?」
苗は困惑しながら首を振った
「保留じゃないのか!?
返事はいつでもいいから、とかって?‥」
苗は首を傾げ考えている。
そんな苗を見て晴樹はバレないようにホッと息をついていた。