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君に熱視線゚
第22章 君に熱視線゚

「わかりました」


貴志に言われ武は頷く。

そして、部屋を出るついでに貴志は一言付け加えた──



「あと‥



あの女、親友の大事なもんみたいだから…




手ぇ出さないでいてくれる?」


「──…ッ!?…///」



貴志の言葉に武は静かに焦り、返事も返すことができなかった‥














―バタン!

晴樹達は家まで送ってもらうために鬼頭の組員の車に乗り込む‥



「じゃあ、ジョージ!
タケちゃん!
みんなも!!またねぇ──」



苗は見送ってくれた藤代組のみんなに車から手を振る


そして、組員達はタケちゃんと呼ばれ頬を染める武をいつまでも、ニヤニヤと見つめていた。。。















「はぁ〜なんか、いろいろあったねぇ‥」


後部座席に晴樹、苗、貴志の順に座り苗はまるで今までのことが他人事だったかの様に語っていた。



「うゎ、
兄さんどったの!?
その傷?」


「──……」

‥今、気づいたのかょ?


そぅ苗は今、気づいたばかりだった。



「ひゃ
痛そぅっ」


腕の傷を見て悲鳴を挙げる苗を晴樹はあえて無視している


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