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君に熱視線゚
第31章 幼なじみ
そぅ、寝返りを打とうと立ち上がった苗の膝小僧が晴樹のお袋さんを直撃していたのだった‥
苗は何も知らずに寝返りをうつと無邪気な笑みを浮かべ眠りから覚める様子がない‥
晴樹は額に油汗を浮かべながら苗を疎ましそうに睨んだ。
身体はまだ、うずくまったまま中々復活出来そうにない‥
‥こいつ、興奮してる時に思いっきり打ち込みやがってっ…
‥‥‥クソ‥//
これ以上するなってことかよ?
晴樹は痛む股間を押さえながら苗を見つめ、そして脱がしたワンピを着せた‥
たしかに、このまま最後までヤル訳にはいかない‥
自分一人で盛り上がってもなんにもならないし…
晴樹は自分もローブを着ると切ないため息を吐きながら苗を抱き寄せ布団をかけた‥
「‥苗‥
頼むから早く気づけよな‥
俺‥いつまでもただの兄さんでいる気はないからッ…」
苗の頬を撫でながら晴樹は苦し気に眉を寄せた
切ない想いを伝えるかのように苗を掻き抱くと苗の手は無意識に晴樹の背中に回される──
「‥‥なえ‥//
──‥!?っ」
そして抱き枕のように足も晴樹の身体に巻き付けていた……