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君に熱視線゚
第38章 学園祭*付録
校舎の合間から急にびゅーっと吹き返した秋風に苗の寅さん帽子が一瞬、フワリと浮き上がる。
晴樹は持ち前の運動神経で素早くそれを手にすると、掴んだ手にゴツゴツとした異物感に目を見開いた──
「なんだこれは?」
‥はぁ、やばい!
苗の焦る形相を見て晴樹はその帽子を調べる!!
「なんだこれは!??
えっ!?言え!!今度は何を企んだ!??──」
「──…っ…‥」
晴樹の手には帽子から外されたリモコン式の超小型カメラが握られていた‥