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君に熱視線゚
第40章 心の変化

「はあーーッッ‥

玉子酒って強烈な味だな」



晴樹はお粥と玉子酒を完食し、大きな独り言で感想を述べる‥


そして苗からの土産、バットマンのキーホルダーを目の前にかざし笑みを浮かべていた‥


恩返しだっていうのはわかってる‥
でも、やっぱり嬉しい気持ちは誤魔化せない‥


苗の家からここまでは結構距離がある。

自分の為に作ったお粥を持ってバスに揺られて来た苗を思い浮かべたら微笑まずにはいられなかった‥


‥苗は‥サプライズが得意だな‥//


サプライズ‥そう、
スポーツ大会の時もそうだった。
夏目だけに弁当を作ったと思いヤキモチ妬きまくった後に見せられたお重箱の豪華な弁当‥


全部、意図的に計画されたものではなかったが‥

少なくとも晴樹はその、苗の意表を突く行動に何度となくやられている



晴樹はキーホルダーを手の平で転がしキュッと握り締める‥
そして苗にお礼の電話を入れる為に携帯を手にした‥


理由さえあれば電話は掛けやすい‥


そう思いながら苗の携帯番号を押そうとしたとたん、画面が明るくなる!


「え!?苗!!?‥///」

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