この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君に熱視線゚
第45章 恋の片道切符
「苗‥嫌ならいい…
嫌ならしないから…
嫌だったら‥拒否して…」
そんな言葉を口にしながら晴樹はゆっくりと苗の唇を求めた…
正直な気持ち、拒否なんてして欲しくない──
少しでいいから期待を確信に導いて‥
ほんの少しずつでいいから苗の心に入り込めたなら…
この先が苗との思い出で綴られるなら‥‥
俺はどんなことでもやりきれる気がするから…
「──っ‥苗?」
頬を捕らえた晴樹の手に苗の柔らかな手が重ねられていた。
「か、軽いやつっ!‥//」
「‥‥軽いやつ?」
不可解な言葉を放つ苗に晴樹は聞き返す。
「あのぐちゅってしたやつじゃなくて軽いやつなら…っ‥//」
「‥‥は?」
‥ぐちゅってしたやつって?
───‥!‥
あぁ‥
「わかった
軽いやつなら嫌じゃないんだな?」
苗は大きく頷くと堅く結んだ唇の緊張を解いた。
軽いやつ‥‥‥
何度も晴樹に激しいキスの嵐を受けている苗‥