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君に熱視線゚
第50章 番外編
鼻先で肌を伝いながら、晴樹は苗をそっとベッドに押し倒していた。
「…苗………」
軽く吸い付いただけで白い首筋がほんのりとピンクに染まる。
強く喰らいつきたい
目立つ場所に自分のものだという印を残したい…
そんな感情が湧いてくる。
苗にだけ抱いた独占欲
晴樹はそれを我慢しながら熱い舌を這わした。
「…っ…うぁっ…」
唇を肌に押し付けたまま、熱い舌先で苗の白い肌を柔らかくなぞると握っていた苗の手に、時折力が入る。
そして微かにうめき声が洩れていた…
「うぅぉっ…」
………?
おおよそ色気とは無縁の苗の喘ぎに晴樹の動きが一瞬止まった。
堪えるように目を堅く瞑る苗をちらっと覗くと晴樹はまた柔らかなキスを繰り返す。
ワンピースの裾から少しずつ潜り込む晴樹の指先…
「ヒィッ……」
「――……」
…ヒィッって……なんだよ…
膝から内腿を伝った晴樹の手。苗の口から脅えたような悲鳴が漏れていた…
カチコチに固まったまま拳を握り締める苗を見て晴樹は動きを止める。
「苗……お前、ちょっと緊張し過ぎ……」