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エメラルドの鎮魂歌
第12章 エメラルドの鎮魂歌 〜瑠璃色に睡る〜
瑞葉は、その優美で人形めいた美貌に掴み所のない不思議な微笑みを浮かべていた。
エメラルドの瞳が、ゆっくりと瞬く。
八雲の髪に白い手を伸ばし、愛おしむように撫でる。

「…お祖母様が昔、八雲に渡していたお薬…。
…あれは、僕を殺すためのお薬だよね…?」

八雲の深い瑠璃色の瞳が驚愕に見開かれる。
「瑞葉様!何を…⁈」
「…お祖母様が僕の部屋に来て、八雲に渡しているところを、次の間にいて見てしまったんだ…」
微かな哀しみの色を浮かべながら、八雲を見つめる。

…遠い遠い記憶を手繰り寄せるように思い出す…。

…あれは、瑞葉が十歳になったばかりの日のことであった。
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