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愛のムチ
第1章 愛のムチ
いきなり口の奥に突っ込まれて軽くパニックを起こすけど
「歯、立てんな。そのままじっとしてて」
先輩の言いつけ通りおとなしく我慢する。
「ん、むぅ、んんんっ……」
鼻がツンとするし、むせそうだし、涙が出てくる……
数回出入りが繰り返されたあと、すぐに上顎の奥に打ち付けられて
「……くっ!」
生暖かい液体が口腔内に注入された。
「んっ…けほっ、けほっ!」
奥に放たれたソレを吐き出すこともできずに反射的に嚥下してしまう。
後に広がる臭みと酸味と苦味。
「亜美、なにも飲まなくてもいいのに」
肩で呼吸する先輩が髪を撫でてくれるけど、あんなところで射精されて吐き出せるわけがない。
「無、無理ですぅ……」
半分べそをかいたあたしに
「お前なら明日の試合、勝てそう」
にっこりと先輩が微笑んでくれる。
確かに。だってものすごくテニスが上手な和馬先輩の精液を取り込んだんだから。
「はい!キャプテンの……飲んだから、あたしも勝てそうな気がします」
微笑んで返すと
「引き止めて悪かったな。明日、頑張れよ?」
あたしが見た中で一番やさしい顔でそう言って頭を撫でてくれた。