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愛のムチ
第7章 勝利の美酒


 「亜美…飲まなくてもいいんだぞ。うまくないだろ?」


 優しく髪をなでてくれる和馬先輩に、試合の前に飲んだら勝てそうな気がして、って言ったら、


 「俺はエナジードリンクかよ…」と、苦笑していた。



 そう。今日は大切な大会がある。

 その前に、士気を高めようと、早朝から先輩が会ってくれることになったのだ。



 「じゃあ俺も」


 ラケットを取り出した先輩は、あたしのショーツを下げ、グリップを割れ目に擦り付けるように数回往復させる。


 「は!俺の舐めてただけでこんなグッチョグチョなのか…」


 疼いているあたしを嘲笑うように、グリップの凹凸が秘豆に当てて動かされるから


 「ぁぅぅ…」


 気持ちよくて、声が出てしまう。


 「でも、まだだぞ?俺が…ほしいなら……」


 「はい!今日の試合、勝ってきます!先輩も、頑張ってくださいね」


 今日のあたしは、きっと大丈夫。

 だって、試合に勝てば、先輩がたくさん甘やかしてくれるのを知ってるから。

 先輩が、欲しいから……。

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