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愛のムチ
第6章 弱小女子部から


 「和馬、おせーよお前。焦らしすぎだろ?待ちくたびれた」


 「亜美ぃ、ちゃんと告えたね!ホントによかったね!」


 部員たちに口々に言われて、何が起こっているのかとポカンと先輩を見上げると


 「ああ、言ってなかったっけ。他の部屋のカメラ画像が見られるのと同じで、この部屋にもカメラがあって、それを他の部員たちも見ることができる」
 
   
 ってことは……


 「皆全部知ってるってこと」


 「ええええ?????」


 恥ずかしすぎるってもんじゃない。

 あたし、変なこと言ってなかった?

 乱れまくってるすっごい姿、見られちゃったってことでしょ?

 
 ありえない!!


 カーっと熱を持った顔を手で覆うと、隠れるように皆に背を向ける。


 「なによ亜美、恥ずかしいの?今更じゃない?」

 「さんざん俺らのも見てたんだから、おあいこだよ」


 背中に刺さる言葉。

 それはそうなんだけど、やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしいんだもん。


 「亜美、すごい綺麗だったよ。すごい可愛かった」


 優しい声色で話しかけてきたのは、……ユウ?

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