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愛のムチ
第6章 弱小女子部から
「あーあ。作戦失敗しちゃった。亜美ちゃんイカせる前に俺がイッちまった。ゴメンね?」
はぁはぁと短く肩で呼吸しながら謝ってくれるけど、あたしとしては作戦成功かな?
焦らしていたのは自分がイキそうだったからなのか……。
なんだかカワイイな。
そう思うと笑みが零れる。
「あ、亜美ちゃん、笑うなよー。こんなことなら焦らさねーでさっさとイカせとけばポイント稼げたのになぁ」
「ポイントって……?」
「和馬が最初に言ったろ?『どれだけ射精してどれだけイカせられるか』って。
イカせた方が高いポイントがつくんだ。いっぱい我慢させればその後イキまくってくれるかなーって思ってたのに、亜美ちゃんに呑まれた。作戦失敗でした。
ペア以外の子とヤル時は、男が射精したらそこで終わり。ペアなら何回射精しても文字通り精が尽きるまでヤれる」
ルールのようなものを初めて説明されて、イマイチ理解ができずに混乱する。
えーっと……男子の先輩の獲得ポイントで勝敗が決まるのかな?
あたしが他の先輩でイかなければ、和馬先輩が有利になるってことだよね?
「他の奴らが全員射精した時点で交代するよ。あ、和馬が射精したからこれで終わりかな。じゃあね、またね!」
にこやかに手を振った富樫先輩は隣に移っていった。
「次は騎乗位なー!」
和馬先輩の声がすると、先輩たちはそれぞれ仰向けに寝そべった。