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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第7章 嫌な事は全部、俺が忘れさせる
軽く見上げると、キスが出来そうな距離に繁正さんの顔があった。
綺麗な鼻筋、形の良い唇、優しい眼差し…
…普段はそんな感じだけど、今はその目は違うように見える。
背中に手を回されて、抱き締められると身体と身体が密着する。
…胸がグイグイと当たるんですけど…
「あの、繁正さん…胸が当たってしまって…」
「うん、今凄い堪能してるから」
「……!!」
口角を上げてニヤリと笑われて、恥ずかしさが湧き上がった。
腕で押し返しても、繁正さんが逃げないよう両手で掴まれているため、逃れられないし胸も離せない…
「もう、繁正さっ…」
「視覚で楽しめないんだから、触覚で楽しませてよ」
繁正さんが身体を左右に揺らすと、先っぽが擦れて小さく反応してしまった。
「…っ」
「乳首気持ちいい?」
「違っ…」
「もっとしてあげる…」
肌が擦れる度、水面に微かに見える谷間がプルプルと小刻みに揺れる。