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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第7章 嫌な事は全部、俺が忘れさせる

チュル、クチュ、チュパ…

お尻に繁正さんのアレが当たる度、繁正さんの吐息が少し漏れて、割れ目に押し付けてくる。
濃厚なキスのせいで酸欠もあって、頭の中が沸くように熱くなってきた…

「んはっ」

チュポ…

リップ音を響かせて唾液を引きながら唇が離れ、酸素を思いきり吸い込めた。
しばらくはお互いの荒い息遣いが浴室に響いた。

「ごめん、ちょっとやり過ぎた…」
「もう、酸欠で苦しかったです」
「ごめん」
「ただ…」

これを言ってしまえば、この人のペースに乗せられるかも知れない…
でも、今の気持ちに嘘は付きたくない…

「ただ、何?」
「……気持ち良かったです…キス」
「…っ!」

グッと息を呑む音が聞こえると、腰を持ち上げられ、タオル越しに繁正さんのモノが押し付けられる。
粒を刺激するように腰を揺らしてくる。

「あっ!」
「もうダメだ…早く君のナカを解して、君を抱きたい…」

乱れた前髪から覗く熱の篭った瞳で見つめられ、キスで蕩けた身体もこの先を待ち望んでいる。
「嫌」という感情は一切無い…
まだ恥ずかしさはある、けど…

私も繁正さんが欲しい…



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