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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第7章 嫌な事は全部、俺が忘れさせる
手首を掴まれると、また硬いソコに押し当てられた。
「君に興奮してこうなってるんだ」
「わ、私に興奮してるんですか…」
「してるよ。この前抱いた時からずっと」
熱っぽく見つめられ、身体が疼くのを感じた。
いやいや…
カッコいい人が私だけに興奮してるなんて無い…
この言葉は本気にしない方が良い…
なんて考えていたら、頰をムニムニと摘まれた。
「また難しい顔してる…笑ってよ」
「うー…」
「逆上せてきた?もう出る?」
「はい…」
熱いのかボーッとしたまま、手を引かれて脱衣所に連れて行かれ、身体を拭いてもらう。
拭き終わると、バスローブを肩にかけてくれた。
「あの、下着は…」
「着けたいなら着けていいよ」
「はい…」
繁正さんもバスローブを着用して、部屋に戻ってベッドに寝転がった。
「水飲む?」
「ありがとうございます」
「ふふっ、俺と居るのだいぶ慣れた?」
「んー、変わらないかも。今だって緊張してますよ」