この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘めた花は彼の腕の中で咲く
第10章 俺のしたい様にさせてもらう
その後も焼きそばとサラダをモリモリ食べて、3分の2程は繁正さんの胃袋へ。
「ご馳走さま。ありがとう、美味しかったよ」
「お口に合って良かったです」
繁正さんが食器とホットプレートを下げてくれた。
「食洗機に入れておくから、先にお風呂に入っておいで」
「お風呂ですか…」
「今日は乱入しないから、ゆっくり入っておいで」
「……」
信用出来ずに見つめていると、何か勘違いしたのかニヤニヤしながら肩を掴まれた。
「そんなに俺とお風呂に入りたいの?だったら、今日は身体のあちこちまで洗って…」
「いえ、1人で入りますから!」
脱衣所に行こうとして、ある事を思い出した。
「あ、着替え…」
「俺の服を貸すから大丈夫だよ」
「この前みたいに白シャツだけなんて嫌ですよ…」
「えー、アレはお気に入りだったのに」
また白シャツを着せるつもりだったのか…
溜め息を吐いて、繁正さんに見送られながら脱衣所に入った。
「あっ…」
…お風呂に入り終わったら、するんだよね…
どうしてこんなにドキドキするんだろ…