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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第11章 君に危害が及ぶ前に身体が勝手に動いてたんだ…

「お前何かサポート出来る事ねえのか?メシとか、掃除洗濯とか…何でも良いからお世話しろって!」
「掃除洗濯はプライベートでしょ?ていうか、店長さっきから凄い『サポートしろ』って猛プッシュしますけど、何なんですか?」
指摘すると「待ってました」とばかりにドヤ顔で指南し始めた。
「お世話したらお前の事が好きなあの人と距離がより近くなるだろ?そこから付き合いが始まる」
「お、お付き合いって…!」
「何動揺してんだよ。お前あの人の事好きだろ?」
色々な事を見透かされ、完全に撃沈させられた…
「そ、そんな事…」
「認めちまえよ。認めたくない事でもあんのか?」
だって、セフレなのに…好きになるなんて…
それが言えたらどんなに楽で、話を聞いてもらえたりするのかな…
「本当はパワハラでもされてんのか?」
「違います…でも…」
「俺からしたら、お前とあの人結構お似合いなんだけどな…まあ、女子みたいに盛り上がっちまったが、行動するのはお前だからな。それは忘れんなよ」

