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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第11章 君に危害が及ぶ前に身体が勝手に動いてたんだ…
「『私を守ってくれた』って言いますけど、アレは偶然なんじゃないですか?
「いや、カップルの男が襲われてる時は離れて見てたぞ。お前が刺されそうになって背後まで接近したんだよ」
守ってくれた事に関してある事に気付き、気持ちが一気に落ち込む…
「…もし私を助けてくたのなら、怪我させたのは私のせいですね。自意識過剰かも知れませんけど…」
もしかしたら最悪お腹を刺されていたかも…
最悪の事態を想像して、最底辺まで気分が落ちた。
「はあ…どんな顔して会えば…」
「考えすぎだって………そんなに怪我させた事に責任感じてるんなら…お前がサポートしてやれ
「サポート…ですか?」
提案されたが、サポートと言われてもいまいちピンと来ない…
「そう。本人が平気そうにしてても、手の平パックリ切れてよ、痛いぜアレ仕事に支障が出るかもな。仕事の補佐をしたらどうだ?」
「うーん…繁正さんには補佐の人が居ますから、サポートする機会は無いですね…」