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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第12章 彼女の真似でもしてくれるの?
「うん、なったよ」
「そうでしょうか?知り合って1ヶ月しか経ってません。そんなにすぐ変わりませんよ…」
「……俺の好みが何だったか覚えてる?」
「え、えっと…」
「好みの女性にする」って言ってたのは覚えていたけど、具体的に「どういう女性なのか」は覚えてないや…
「覚えてないらしいから教えてあげる。俺好みの女性は…従順で、セックスの時は俺無しじゃ居られないくらい快楽に溺れて、俺を欲しがる女性…」
あー、そういえば話してたなぁ…
「私別に従順じゃないですよ。それに写真で脅されてましたから」
「そう?でも、最近は写真を出さなくても付き合ってくれるでしょ?」
「……あっ」
思えば、脅迫も無かったのに、大人しく従っていたような…
「い、いや!それは無いですって!写真で脅されてるんですから、拒否出来ないって半ば諦めがあったわけで…」
「そう?今は良いじゃんどっちでも」
「良くないですって。写真を出してないのに従って…繁正さんの手の平で踊らされてたみたいじゃないですか…」