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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第1章 プロローグ
「立てるか…?」
「……」
「ここ、俺の住んでるマンションだから、すぐに手当てしてやる」
返事をしない彼の腕を取って、エレベーターに乗り込んだ。
部屋に入って、靴を脱がせて三和土から上がったところで、ある違和感に襲われた。
アレ?小さくなった?
さっきまで俺の耳辺りに頭が来てたのに、今は肩辺りに…
そんな事より手当てを…
リビングに着いて彼をソファに寝かせると、俺は救急箱からガーゼと消毒液を取り出した。
「染みるけど、我慢しろよ」
ガーゼに液を染み込ませ、傷口を優しく押さえる。
「はぁ…」
「苦しい?ちょっと待って」
バーの制服のシャツのボタンを外し、前を広げるとあるものが目に飛び込んできた。
胸にさらしのようなものが巻かれている。
これはどういう…!?
「……」
ある考えが頭を過ると、身体の奥が熱く煮えたぎるような感覚が襲ってきた。
さらしに手を掛けると、ゴクリと唾を飲み込んだ。
それを取れば、膨よかな胸と小さな乳首が姿を表した。