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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第14章 抵抗しないなら続けちゃうよ?

熱を帯びる身体を鎮めようと布団に潜って縮こまっていると、繁正さんが入ってくる音がした。

気持ちを整えて繁正さんの次の行動を待っていたのに、繁正さんは髪の毛を軽く撫でただけで、横になるとすぐに目を閉じた。

「おやすみ」
「あ、おやすみなさい…」

身構えていたのに、エッチな事は一切されなかった。
普段の繁正さんなら、身体を触ってきて、それで…

「はぁ…」

繁正さんだって、したくない日もあるよね…
仕方ないよ…
少し寂しくなって、気付かれないように身体を寄せて、繁正さんの左腕にしがみ付いた。

より濃くなった繁正さんの匂いを嗅いで、淫らな気持ちを抑えるように眠りについた…

ーーーーーーー

ペロ、チュク…

「んぅ…」

チュウ、チュル…

くすぐったい…
湿った感触がする…
き、気持ちいい…

うっすら目を開くと、繁正さんに抱き締められながら、耳を食べられていた。

「あ、起きた?」
「な、何してるんですか!?」
「眠りが深くなると、こうやって触られてても気付かないんだね」




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