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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第14章 抵抗しないなら続けちゃうよ?

ソファに優しく押し倒されると、唇を首筋に寄せて反応を見るように吸い付き始めた。

「ん、んう…」

べ、別に「帰りたくない」発言には変な意味は篭ってない…!
感じちゃダメだ、きちんと否定しないと…!

「ち、違います。わ、私はただ、繁正さんに傍に居て欲しかっただけで、そんな…」

必死に弁解すると、身体を離して頭から頰にかけて優しく撫でてくれた。

「ごめん、今気持ちが不安定なのに、こんな事されると嫌だよね…お風呂入れるから、溜まったら先に入ってね」

繁正さんが離れてくれて安心した反面、どこか寂しく感じてしまった。
…もしかして、あっさり引き下がられてショックだった!?

ーーーーーーー

「そろそろ寝ようか。明日の準備をするから、先に行ってて」
「はい」

お風呂上がりに寛いでいると、就寝の時間に。
繁正さんと話をしていたかったけど、明日も早いから仕方ない…

「…繁正さんの匂い…」

ベッドに潜り込むと、繁正さんの匂いがしてドキドキする。
違う…心臓が痛いくらいバクバクしてる…

さっきまでエッチな気持ちなんて微塵も湧かなかったのに、いざベッドに入って好きな人の匂いを嗅いただけで、したい気持ちにスイッチが入っちゃうなんて…
お酒が入ってるのもある?

私、かなりいやらしい女…?




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