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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第3章 君を俺好みの女性にする

焦ったように浴室から出て行った姿を見て、私は内心パニックになった。

もしかして、反応が変だったのかな?
もし気分を害してたらどうしよう…
経験が少ないから、どう対応したら良いのか分からないよー…

浴槽に身体を沈めて悶々としていたら、繁正さんが戻ってきた。

「お待たせ…どうしたの?」
「…置いていかれたのかと思いました」
「ごめん。急いでコレを取りに行ってたから」

そう言って見せたのは、コンドームの小袋。
嫌になって出て行ったんじゃないと分かって、安心した。

「あの、私の反応変だったりしました?」
「どうして?」
「急に出て行ったから、ちょっと気になったんで…」

俯いていると、頭をそっと撫でられた。

「変じゃなかったよ。俺の手でいやらしい声出して、可愛く乱れる姿を見て、我慢出来なかったから…」

言い終わると、私の腕を掴んでお風呂から引き上げた。

「壁に手をついてお尻を突き出して」
「ここでするんですか?」
「そうだよ」




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