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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第15章 大事なものが離れていく
「落ち着いた?」
「うん、ごめんね?仕事中なのに…」
「それは大丈夫。それよりもどうしたの?そんなに泣いて…」
「えっと…」
今ここで話すべきか迷っていると、けいちゃんが悲しそうな表情に…
「あんまり話したくない事なら良いよ。無理に聞かない」
「ごめん違うの…話せば長くなるから、時間が足りないと思って…」
「……なら。学生時代よく行ってた居酒屋あるじゃん?終わったら久しぶりに行こうよ。はい決定、そこで話聞かせて」
けいちゃんにコーヒーを奢ってくれて、しばらく傍に居てくれた。
親身になってくれて…けいちゃんと友達で本当に良かった…
「舞ちゃん大丈夫?もし仕事が無理そうなら医務室で休む?」
「ううん、大丈夫…やらなきゃいけない仕事もあるから…けいちゃんありがとう」
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「さあ、いっぱい食べよー!明日も仕事だけど、ジャンジャンお酒飲もう!」