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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第4章 弱い部分を見せてもいいんじゃない?
「覚えてる内にもっとソコを触って、感度を良くしてあげようか?」
「ううっ…」
耳にかかる息や髪の毛に力が抜けてく。
身体を押し返したいけど、男の人に力では叶わない…
「あんっ、ダメ…」
「『ダメ』じゃない…『イイ』でしょ?」
唇をチロチロ舐めてくるが、必死に口を閉じる。
このまま受け入れたら、繁正さんのペースに飲まれる…
「開けて、唇…口内まで犯したい…」
「ん、んんんぅ…」
グゥゥゥ…
2人の空間に響き渡ったお腹の音…
ムードをぶち壊したけど、繁正さんが離れてくれた。
「………」
「……ご、ごめんなさい」
「…腹減ってるのか?」
「は、はい…」
昨夜の晩ご飯も対して食べてなかったから、お腹が鳴ったのかも…
「カレー」
「えっ?」
「カレー作ったけど、食べるか?」
「えっ!?」
一瞬テンションが上がったが、すぐにある事を考えた。
すぐに食べさせるつもりなのかな?
カレー食べさせて更に弱味を握る気…?
「食べないの?」
「た、食べます!」
色々考えを巡らせたけど、食欲には勝てなかった…