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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第4章 弱い部分を見せてもいいんじゃない?

ベッドの脇に真新しいパジャマと下着が置かれてあった。

「あの、これは…」
「さっき買い物に行ったついでに買ってきたんだ。パンツが乾いても、ノーブラで外に出す訳にはいかないからな…」
「ありがとうござ…」

下着に手を伸ばそうとしたところで、先程の彼の発言を思い出した。

『凄い下着でも買おうかな?スケスケのピンクの下着とか、ココを直接触れる穴の空いた下着とか…』

折り畳まれてる可愛い下着だけど、実はかなりスケスケで派手とか…!?
冗談とも取れない口調で言ってたから、繁正さんならやりかねん…

「…早く着替えろよ。あんまりその格好で居られると、帰してあげられなくなるから…」
「シャ、シャツ1枚は繁正さんが用意したんじゃないですかー!?」
「それ以上言うと、朝まで君の事を抱いちゃうよ?」

流し目でジッと見つめられ、浴室での出来事を思い出して、急いで着替えを手に取った。
下着を着けるのは嫌だけど、仕方ない…
帰ったら即脱ごう…

下着を広げてみると、特に目立った箇所は見当たらない。
穴も空いてないし…

繁正さん口ではそう言ってたけど、結構優しいんじゃん!



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