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ドSなお姉さんは嫌いですか?
第1章 古谷(フルヤ)との出会い

無造作に置かれてしまった本達を手にとり棚へ向かう。
バイトって事は中学生ではないか。
眼鏡してるし真面目そうな子だったな。(偏見)
男の子の事を考えつつ仕事をこなし、レジの奥の椅子に座った。
その時、急に後ろのドアが開いて、
ありがとうございました。よろしくお願いします。と言いながらお辞儀をする男の子のお尻が背中にぶつかった。
こっちに気付いた男の子が慌てて
「すいません!大丈夫でしたか?」
と心配そうに聞いてきた。
私は「大丈夫」とだけ答え横を向いた。
「あの、ここで働く事になった古谷 洸(フルヤ コウ)と言います。とりあえず日曜日からになったので、よろしくお願いします。」
と頭を下げ、失礼しますと言い帰っていった。

