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ドSなお姉さんは嫌いですか?
第5章 古谷目線

彼女はお礼と言いキッチンでご飯を作ってくれている。
ソファに座る俺は出してくれた紅茶を飲みながら、キッチンの方へ目を向ける。
斉木は手際よく何かを作ってくれている。
斉木さんって本当にエプロン似合うなぁ。
しかもなんか女性らしい、いい匂いがする。
落ち着かずしばらく部屋を見渡していると食欲を唆る匂いと共に斉木が料理を運んできた。
手伝うと言うとニコリとしてくれた。
その笑顔にドキドキしながらも運び終わり、斉木が隣に座る。
斉木さんは「口に合うか分からないけど。」とすこし心配そうな顔でこちらを見つめる。
緊張しながら頂きますと言い1口食べる。
「美味しいですよ!美人で料理も上手いとか最高ですね。」
美味しくてつい本音を言ってしまい恥ずかしくなる。
彼女もすこし顔が赤くなっているようだ。
憧れてた斉木さんの部屋で手料理作って貰えて本当に幸せすぎる。
そこで昨日の男の事を思い出し、言った。
「あの男じゃないけど、俺も、前から斉木さんの事見てたんです。」
真剣な眼差しで彼女を見る。
斉木は驚いているようだ。
「だから今すごく嬉しいです…。」
お礼をしようとしてくれた事に、感謝を伝えようとありがとうと言い終える前に、彼女の顔が近づき口を塞がれた。

