この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ドSなお姉さんは嫌いですか?
第1章 古谷(フルヤ)との出会い

日曜日、朝イチの私の2時間後、彼がやってきた。
「おはようございます。」
彼の笑顔の挨拶で、古い店の中にいつもと違った空気を感じた。
「おはようございます。まずはロッカーとかの説明するから着いてきて。」
「はい。」
レジ裏のドアを開けた所が休憩室兼ロッカールームになっている。
「このロッカーに貴重品とか入れて、このエプロンもここにかけてね。あと鍵は必ず閉めてね。」
そして簡単に休憩室の説明を終え、倉庫に向かい場所などの説明をした。
古谷は真面目に聞いている。
そして店内に戻りレジでの仕事、ポップの事、並べ方等基本的な事を教えた。
「結構やる事あるんですね。」
古谷が言った。
「そうね。出来そう?」
「大丈夫だと思います。本が好きなんで楽しいです。」
「それは良かった。とりあえずは本を覚えながら接客とか品出しとかやれる事やって。分からなかったら聞いてね。」
笑顔で答え、古谷もありがとうございますと言い、早速品出しをする為倉庫へ向かった。

