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第7章 聡LOVEな日々

 寂しかった。
誰かにギュッと抱きしめて欲しかった。
私を必要として欲しかった。
揺るぎない絆が欲しかった。
だから聡が差し伸べてくれた手をギュッと掴んだ。

 愛に飢えていた
愛が欲しい、愛が欲しい……
もう一人じゃないのだと聡に縋り、弱いまんまの私を受け入れて欲しかった。

 「夏帆は意外とエッチだろ?」

 蕩け出した蜜を指で掬い、わざとピチャピチャと卑猥な音を立てて意地悪な事を聞いてくる。

 自分は聡が言うようにエッチな女なのかもしれない。
セックスは嫌いじゃない。
好きな人に求められれば応じたい。
勿体ぶった駆け引きは苦手だ。
心も身体満たされたいという本音を隠して格好つけられない。
そこまで利口な女ではない。
でも…はっきりと言葉にされたら恥ずかしい。

 『は〜い!エッチな女で〜す』なんて、いくらお笑いキャラの私でもソコは恥じらうのだ。

 「フ……ゥ……ンッ……アッ、アアッ……」

 ちゃんとしっかり聞こえたけど、照れ隠しに喘いで誤魔化す。

 『ああ、マジ気持ちいい……もっとして!』

 そんな事を言って、逆に男を萌えさせてしまえるのは壇蜜のようなエロ妖艶さがないと無理でしょ!

 私は自分の事を良く分かり、身分を弁えた女だ。
そしてーーこの様なエロシチュに不慣れな女でもあった。
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