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スパイス
第1章 Dear 聡

 「星空寝たね」
 
 「昼間プールではしゃいでいたものね。
さすがの星空も電池切れね」

 「夏帆……こっちにおいでよ」

 星空をベッドから落ちないように寝かせて、私は聡のベッドに移動する。

 私達は夫婦の営みは定期的にあった。
他の人と比べようもないからそんなもんだろうと思っていたけど、聡は性欲は強い方だと思う。
私の体を貶す割には週に一度は誘ってくる。

 キスから始まり、聡の手によって胸元が開けてゆく。
ブラを上に捲り上げて、聡の掌は私の乳房を覆った。
ゆっくりゆっくりと持ち上げるように揉まれ、親指と人差し指で軽く乳首を掴む。
リズムを取るようにそれは繰り返されると、パクッと唇で乳首を咥え、舌先で転がす。

 「アッ………」

 隣のベッドで星空が寝ているのに声が漏れる。
性器が受け入れ体制に入り、濡れてくるのが分かる。

 乳房を愛撫しながら浴衣の紐を解かれ、浴衣を剥がされ、ブラもベッドの下に落とされた。

 聡も私から一旦離れ、浴衣を脱ぎ捨てる。

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