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第18章 女！！女って生き物

　ああ……
私の中にも意地の悪い姑根性ってやつがあるんだなあ……
歩の彼女と紹介されれば、どんな１００点満点の子を連れて来られても、何処か欠点を探したくなるような意地悪な気持ちが湧くもんなんだわ。
血の繋がりがなくてもそんな気持ちになるのだから、血の繋がりがあれば尚更意地悪な気持ちが加速していき、駆り立てるに違いない。
元夫の母親がそうだったように……
それに今の義母である聡の母だって、一人息子の聡の嫁となればシビアに見ているはずだ。
会えば星空を可愛がり、私には気を遣ってくれてるけど、それでも時折厳しい視線を感じなくはなかった。
聡や歩にめいいっぱいの愛情を注いできたのだから、私の存在がいつもウェルカムなはずはない。
人より図太いと言われる私でもその空気が読める。


「和香奈さん。はじめまして、歩の父です」

「あっ、はじめまして」
母です……と言うのは躊躇う。

「皆川星空です。４歳です」

「あっ、あ……あの……よろしくお願いします！」
和香奈はそう言って深々と頭を下げた。


　ちゃんと挨拶が出来るのは感心ね、和香奈さん。


「あのさ、取り敢えず席に着かない？
突っ立ったまんまっていうのもなんだし、話はそれからっう事で。
食事でもしながらさ」

　彼女のフォローに回るとこはナイス歩！


　私達は歩カップルと向かい合わせに座った。
やっぱりファミレスで良かったんじゃない？
堅苦しさを紛らすならさ。