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第18章 女!!女って生き物

「有り難うね。和香奈さん、歩君。
でもエビグラタンで大丈夫よ」

「いいんだよ。夏帆さん。
俺も和香奈も腹はそんなに空いてなくて、あればつまみたい程度だから、星空とエビグラタンをはんぶんこして適当に食べるから。
夏帆さんは普段から星空とはんぶんこしてんだから、外食の時くらい美味いもん食べなよ」

「え、悪いよ」

「あの……大丈夫ですよ。私も歩さんとシェアしながら食べますので。
そんなにお腹は空いてないけど、何か食べたいという感じなので」

「そうしたら?夏帆」

『そうしたらと言う前にお前が気を遣え、聡!!
時々しか会わない歩君やお初の和香奈さんまで私の事気を遣ってくれてんだから。
そういう優しさがあんたにはない!!』

「有り難う。じゃあお言葉に甘えさせて貰うわ」

 私は大好きな牡蠣フライを遠慮なく頼み、各々が頼んだドリンクを手に持ち、乾杯してから食事会が始まる。



「夏帆さん、牡蠣好きだよね。
いつか牡蠣をご馳走してくれたじゃん。
夏帆さんの作る牡蠣フライや牡蠣のグラタンはめちゃくちゃ美味くて、さすが料亭のお嬢様だと思った」

「えっ、そう?
あー良かった!これからが旬だからさ、またオイスターパーティーしようよ。
歩君に気に入って貰えて良かった」

「お料理上手なんですね。羨ましいです」

「いやいや……そんな事ないのよ」

「美味いよ。夏帆さんの手料理」

 和香奈がハッとした顔して歩を見る。
嫉妬まじり悔しさ込みのなんとも言えない女の顔をしたんだ……
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