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第2章 夏帆
ーー

 

 有り得たんだよなぁ……
ママは恥ずかしい時は恥ずかしい。
気にしちゃう時は気にする。
美味しいものを食べている時は美味しい顔をする正直な女なんだ。

 この人は裏表のない人なんだって、パパはその笑顔を見てそう思ったよ。

 目の前で見るママは、卵型の顔の中にくっきりとした二重瞼が印象的で、ニコッと笑うとあどけない表情をする人だった。
パパはプリプリ怒っていたから、この時までママの顔すらもマトモに見てなかった。
髪もストレートのサラサラのロングヘアをカチューシャで止めて、青いワンピースがとても似合うお洒落さん。
結婚相談所のデータのプロフィール写真より、遥かにパパの好みのルックスだった。

 さっきまでツンツンした女だと思っていたけど、「私、アボカドと海老に目がないんですよ」なんて好物アピールする天然なとこは悪気なんて1ミリもなく、いい女を気取る計算高さの欠片もなくて、逆に好感持てたりしてさ……

 段々可愛く見えてきたんだよね……

 お前のママは不思議な女だよ。
 
 段々と一緒に居るのが楽しくなってきたっていうか……


 本当に不思議だろ?

 星空
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