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第3章 これは恋
パパはそのまま夕方まで爆睡してしまった。
起きてすぐ見たのは携帯。
ママからの返信が来てた。
☆
聡君
日付が変わるまでご一緒してくださり有難う御座いました。
楽しい時間が過ごせて嬉しかったです。
あれから心地良い眠りにつけました。
毛布に包まって寝ると幸せな気持ちになりませんか?
いつまでも布団から出られず、携帯を手に取ったら聡君からメールが来ていて……
嬉しいです。
有難う♡
☆
最後の♡はどう受け取るべきでしょうか?
俺に好意がある?
それともただ単に付けちゃった的な深い意味ないってやつですか?
布団の中でいつまでも動けないあなたは想像できます。
またそのまんま寝てしまい、とうとう日が暮れていた的な展開すらも……
☆
俺は今起きたよ。
息子に朝帰りを指摘されて焦りました(笑)
小遣いやったら、深く触れてきませんでしたが、久し振りの朝帰りなので照れちゃう俺がいます。
夏帆ちゃん、明日の予定は大丈夫かな?
会えたら、会いたい♡
☆
どうだ、天然夏帆ちゃん
俺も♡付けたぞ。
♡返しだ。
少しはドキドキしろ!
聡君、この♡は何?
もしかして……
聡君
聡君
って、その不思議な頭の中で良く考えてみろ!
恋の花畑まで飛んでゆけ!
参ったか、夏帆ちゃん。
俺にさっさと惚れろ!
と、しっかり念を込めて送信