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永遠の愛を奪って
第1章 初めてのセックス
“処女は面倒”
雑誌やネットでそう聞いていたけど、青木くんの立場からすると今はそう思っているんだろうか……。
「私は……、ちゃんとやれているかな……?」
「何を?」
「エッチ……」
「できてると思う」
「これでいいの?」
「うん。小春は本当に処女なんだな」
「処女って言ったじゃん。嘘つかないから」
「そっか……。でも大丈夫だぞ。オレに任せておけって」
青木くんの性格もよく知らないけど、案外頼りになる人なのかもしれない。
面倒くさがっている様子もないし、性的な快感を知って濡れていく私を優しい眼差しで見てくる。
同じ歳なのに目の前にいる彼が大人っぽく見えるのは、私が経験していない“セックス”というものを知っているからなのかな……。