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永遠の愛を奪って
第6章 セフレor恋人?
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青木くんは私の方をチラッと見るものの、すぐに目を逸らしていた。
前のように視線が合う気配もなくて、まるで私のことを避けているようにも思えた。
「……お弁当を持ってきてるなら仕方ないと思います。また今度でいいじゃないですか」
「小春までそう言うなんてノリの悪い後輩たちだな~。じゃあ、今日も二人で行こうか」
「はい」
ランチに誘うのを諦めて、青木くんの前から去る穂並さんに私もついて行く。
今どんな顔をしているのか気になるけど後ろを振り向いて確認する勇気もなかった。
昼休みになってから会社を出て、穂並さんが行きたがっていた飲食店へと向かった。
僅かな時間でも仕事から解放されて緊張感を緩めて歩いている時、穂並さんは私の顔を覗いてくる。
「ねぇ、小春」
「なんですか、穂並さん」
「最近、青木のこと避けてない?廊下ですれ違ってもお互いに挨拶しないし」
「そっ、そんなことないですよ。青木くんが忙しいからじゃないですか」
「ふーん……。小春には言ってなかったけど、あたしさ……」
「はい?」
「青木のこと好きなんだよね」
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