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永遠の愛を奪って
第6章 セフレor恋人?
「ふーん。やっぱりそうだったんだ」
勇気を出して言っているのに青木くんの表情はまだ変わらない。しかも棒読みだ。
眼中にないような反応だから、やっぱり私はヤリ捨てされただけ……?
「告白してるのになんか反応薄くない……?」
好きな人に抱かれて浮かれていた自分が一気に馬鹿みたいに思えてきて涙が浮かんでくる。
でもここで泣いたら負けたような気がして、ギリッと歯を食いしばって涙が零れないように堪えた。
「なんで涙目になってんだよ」
「泣くよ!そんな反応されたら」
「いや、この場合こういう反応するだろ」
「しない!青木くんはもっと優しい人なのかと思ってたけど最低だね!」
もう限界だ。涙を堪えきれなくなった私は干していたストッキングを持ってこの部屋から出ようとしてドアへと向かった。
「はぁ?……ちょっと待てって!」