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永遠の愛を奪って
第7章 はじめてのお泊まり
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本当は土嶋さんと話をされるのは嫌だ。
同期というよりも青木くんのことを男として見ていそうだから……。
会社にいる時は仕方がないけど、デートをしている時くらいは土嶋さんのことを忘れて欲しかった。
でも私ではその気持ちをどうすることもできないし、このままずっと土嶋さんのことを気にしている青木くんを見ているのもつらい。
「いや、でも……」
「私は大丈夫だから気にしないで」
「……小春がそこまで言うなら折り返してみる。ごめんな……」
このままベッドの上で電話を掛けると思っていたら、青木くんはスマホを持って部屋の外へと出て行った。
同じ会社で働いているから仕事の話で秘密にすることはないと思う。
だから、土嶋さんと電話で話す内容を予想するとしたら私には聞かれたくない話だ。
そう思うと青木くんと土嶋さんの関係がますます気になってくる。
やっぱり、私よりも土嶋さんの方が親しいのかな……。
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