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永遠の愛を奪って
第7章 はじめてのお泊まり



「えー!どうせだったら一緒にしようよ。二人でやった方が面白いじゃん」


ゆっくりと店を見て回って同じ好きな物を発見したり……。



「あの大きな猫のぬいぐるみ可愛い!取れるかな……?」


「UFOキャッチャーは高校生の時によくやっていたから任せとけ!」


会社では見ることができなかった青木くんの特技を知れたり……。



「ほら、猫のぬいぐるみ取れたぞ」


「三回で取ったなんてすごい!わー!このぬいぐるみ、意外とふわふわする」


「小春に褒められると調子に乗っちゃうな。次はどれが欲しい?また取ってやるよ」


「じゃあね、次は……。あっ、目がかゆい……。ああー……、アイシャドウが落ちちゃった……」


「はははっ。化粧が落ちても小春は可愛いから大丈夫。気にすんな」


無邪気に遊んでいる姿も一緒に笑うこともとても楽しく思えた。



この時間がずっと続いて欲しいと思えるほど居心地も良くて、何も飾らなくてもありのままの自分を受け入れてもらえる。


今まできちんとしていないと振られてしまうと思っていたけど、青木くんは私がドジでも可愛くない姿を見せても好きだと言ってくれる。



ショッピングモールでたくさん遊んだ後、手を繋いでみて笑い合って思えたことがひとつあった。


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