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永遠の愛を奪って
第7章 はじめてのお泊まり
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「土嶋……?ああー、同期の葉月ちゃんね。小春はあまり仲良くないんだっけ?」
「挨拶と仕事のこと以外は話したことがないです」
私が入社してくる前に、穂並さんは土嶋さんのことも指導していたと言っていたことがある。
だから、土嶋さんのこともよく知っていて話に出すとすぐに理解してくれた。
「そっか。葉月ちゃんと青木は仲がいいんだよね。まぁ、入社してからずっと一緒に仕事してるっていうのもあるけど……。
会社帰りに家に行ったりもしてたらしいよ。それに確か、あの二人って前に――――」
「穂並さーん!白米さんと話してないでちょっとこっちの仕事やってくれない?」
「はーい!分かりました!……うわっ、お局様に呼ばれちゃった。怖いけど行ってくるわ」
「いってらっしゃい……」
肝心な話の途中で呼び出されて穂並さんが席を立って行ってしまった。
呼び出したのはネチネチと話が長くて人使いが荒いお局様だから当分戻ってくる気配はなさそうだ。
あの二人って前に……、の続きは一体何なんだろう……。
その先の答えが怖くて仕事が手につかないほど気になって仕方がなかった。
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