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永遠の愛を奪って
第8章 知らない方が幸せなこと
「イッちゃった……。これがイクってこんな感じなんだね……」
「やっと小春にイってもらえて嬉しいな。気持ちよかった?」
「すごくいい……」
少しでも長く青木くんのぬくもりを感じていたくて体が離れないようにしばらく抱き寄せていた。
それでも存分に感じている時間がないことくらい分かっているから迷惑を掛けないように手を放す。
名残惜しそうに見つめていると、クスッと笑われてから唇の表面に触れるくらいのキスを落とされて都合よく寂しさが半減される。
三連休に一緒に過ごしたこともあってか、前よりも青木くんは私の気持ちに気づいてくれるようになったと思う。
どうにもならない問題がひとつあるけれど……。
「休憩時間も過ぎちゃってるし、そろそろ戻らないとだな」
「えっ!?過ぎちゃってたの!?」