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永遠の愛を奪って
第8章 知らない方が幸せなこと
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「少しだけだから大丈夫だって。小春は普段から真面目だから少しくらいサボっても何も言われないだろ。
でも不安だったら穂並さんに“コーヒーを飲んできました”って言ってみな?許してもらえるから」
「コーヒーを……?うん。分かった」
急いでストッキングとパンツを穿き、何もなかったようなフリをしてデスクへと戻った。
強い快感を体験してきたせいなのか体が少し重たく感じる。
でもその疲労感も悪くないと思えるほど青木くんと少しでも恋人らしいことができて嬉しかった。
拭えないこともあって、今日のデートの約束もしていなかったけど……。
「休憩時間を過ぎても戻って来ないなんて珍しいねー。お腹でも壊した?」
椅子に座るときょとんと顔をした穂並さんがお菓子を食べながら私の方に体を向けてきた。
お局様に仕事を任せられて定時まで席を外していると思ったけど、今日は早く戻ってきたようだった。
「私はどれだけトイレに行っている人だと思われているんですか。……コーヒーを飲んできました」
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