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永遠の愛を奪って
第10章 深まる愛と過去
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ふらりとあてもなく歩いていた足がピタリと止まる。
「うちって青木くんの家!?」
ラブホテルに行くことに慣れてきたところだったのに、出された案はそれ以上に緊張してしまう青木くんの家。
まだ行ったことがない場所で一番難易度が高いから体がピシッと固まってしまう。
「そう。ラブホに行きたいけど、財布にお金をあまり入れてなかったから……」
「じゃあ、私がお金を出すよ!」
「オレの部屋にくるのは嫌?まぁ、最近掃除してなかったから散らかってるけど……」
「嫌じゃないけど……。青木くんって実家暮らしなんだよね?」
「そうだよ。前は一人暮らしをしていた頃もあるけど今は親と暮らしてる」
これがネックだからだ。まだ青木くんの家族とは会ったことがない。
「大丈夫だって。もうすぐ親も寝るし、ねーちゃんも友達とよく遊びに行っていて帰りが遅いから。
すぐにオレの部屋に行けば見られないし。……ヤる時は声を抑えてもらわないといけないけど。
会社であんなことをしたんだから小春ならできるよな?」
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