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永遠の愛を奪って
第10章 深まる愛と過去
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会社では二度もエッチなことをしている。
他の社員にバレていたのかは分からないけど、今のところ誰にもそのことについて言われていないし、噂も耳にしない。
あの時のことを思い出してドキドキしていると、ニヤリと笑った青木くんは私の手を引いて歩き出した。
こうなると最早、選択肢はひとつしかない。
青木くんの家に行くだけだ。
でも普段どんな部屋でスマホをいじってメッセージを送っていたり、寝ているのか気になる……。
だから緊張しながらも楽しみにしつつ、青木くんの後を着いて行くことにした。
「うちはここだから。覚えた?」
「自信がないけどなんとなく……」
少し歩いて到着してから辺りをぐるりと見渡す。
薄暗くて外観はよく見えないけど、青木くんが住んでいるところは数十年は経っていそうな家だった。
そして会社から歩いて二十分ほどの距離。
青木くんは毎日ここを通ってきているんだと知ることができてより身近に感じた。
「電気がついてないから親は寝ているみたいだし、さっさとオレの部屋に行こうな」
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