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永遠の愛を奪って
第10章 深まる愛と過去
「なんでだよ?」
「だって、夢見がちっていうか……、頭の中がお花畑みたいじゃん」
「はははっ、相変わらず小春って面白いなー。……運命か。悪くねーかもな」
再びゆっくりと顔を近づけてきたから目を閉じていると優しいキスをされた。
夢見がちでもいいと言ってくれているように祐は下唇を挟んできて愛を伝えてくる。
廊下を歩く足音が聞こえてきてもこの部屋のドアを開く人がいないからか、キスはそう簡単に終わらない。
胸を愛撫され始めてからはブラウスのボタンを四つほど外されて、淫らな格好にされていく。
どうしてここの部屋には鍵がついていないんだろう。
鍵を閉められたのなら心臓がバクバクするほどこんなに緊張しなかったのに……。
パンツを濡らすことなく、イチャイチャできたのに……。
ドキドキしながらキスを続けていると、廊下から聞こえる足音がまた近づいてきた。
歩くスピードが早いから通り過ぎるかと思いきや、急に扉が開く。
「――――祐!……なにやってるの!?」