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永遠の愛を奪って
第11章 ひとりにしないで
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寂しく思いながら歩いていると、会社の近くのコンビニの前で祐の姿を見掛けた。
でも一人ではなくて土嶋さんと一緒にいる。
恐らく私と話が終わった後に祐と会って先に奪って行ったつもりなんだろう。
ライバル宣言をされてから最早そんな風にしか思えない。
コンビニは車道を挟んで向こう側にあるけど、話に夢中になっていて祐は私の存在に気づいていないようだった。
それとも本当に好きな人が今目の前にいる人だから……?
立ち尽くして遠くから見ていると土嶋さんが祐の胸元をポンッと叩いて楽しそうに話している。
今日はなんてついてない日なんだろう……。
信じていた穂並さんと祐の気持ちが分からない。
その上、一番見たくもない光景を見てしまって私の心の中は嫌なことだらけでぐちゃぐちゃだった。
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