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永遠の愛を奪って
第11章 ひとりにしないで
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シンプルな内容だけど、祐はどう返してくれるのかスマホを握って返事を待つ。
【よかった。明日は金曜日だし、一緒に飯でも食いに行こう】
この質問をしても何も疑問に思われることなく、返ってきたのはいつも通りのデートの約束。
ご飯を食べに行った後はいつもラブホテルに行く流れだから明日も抱くつもりなんだろう。
【うん】っとだけ返せばこれでメッセージが終わってしまう。
遠距離恋愛をしているわけでもないし、違う会社で働いているわけでもない。
話そうと思えば話に行ける距離にいるから毎日姿を見れるし、声を聞くこともできる。
だからなのか、今はあまりメッセージで連絡を取り合うことはしなかった。
それに祐は主に予定の内容くらいしか送ってこないから大きな価値は置いていないイメージだ。
次はなんて返そう……。
スマホで返事を考えながら文字を打っては消してを繰り返して、十分後にやっと送信することができた。
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