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永遠の愛を奪って
第11章 ひとりにしないで
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涙ぐんだ声でそう言って縋るように祐の腕に抱きつく土嶋さん。
それは私だって同じだ。
蚊帳の外にされている今だってそう思っている。寂しいって……。
「大人なんだから一人でいれるだろ。……それに、オレにとって一番大事なのは小春なんだから邪魔をするな!」
「…………」
「大人でも寂しいの……。白米さんだってわたしとデートしていいって言ってるよ?」
「嘘だろ……?小春……」
眉を八の字にした祐が私の方を振り向いてきたけど、手をぎゅっと握ると共に頑張って笑顔も作った。
「祐……、土嶋さんとデートに行ってきていいよ……?」
こんなことを言ってしまったけど本当は違う。
私をひとりにしないで……――――
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